花の命 〜コスモスが咲く頃〜


「怒鳴り声聞こえたけど、どうしたんだよ。。。」



沙紀は俯いていた。


しかしそれも演技である。


「ひっく... うっ....
私...朝霧さん心配で来てみたら私のせいだって怒ってて...。。。

学校祭誰ともまわる人いないから私に嫌味言ってくるの...。。。」


「え!???何言ってるの!!
私はそんなこと...!!!」




「やめろよ、聖花。
お前いい加減しろよ。沙紀をいじめるのも程々にすれよ。
これ以上酷くなったら先生に言うからな。」


陽空は沙紀の手を握り更衣室を出ていった。