チャイムがなり5時間目が始まろうとしていても聖花は屋上に繋がる階段の影にひっそり泣き崩れていた。 コン、コン、コン、コン、コン 階段を登る足音が聞こえる。 先生かな...。。。 怒られちゃうよね。。。 「お前。なにしてんの。」 低い声だった。 顔をあげるとそこには昨日屋上で話した男の子だった。