花の命 〜コスモスが咲く頃〜


「先に帰っちゃったけど、大丈夫だよね...。。。

まだ左手痛いな...。。。」


そういい左手をながめる。


自然と涙が出る。


もう学校へ行きたくないと思った。


行っても意味は無い。


行ったって意地悪されるだけ...。


そう泣いていると次々と涙があふでる。


私が廊下の片隅で泣いている時
陽空くんが来てくれた。


私を助けてくれた。


そんな陽空くんはもういない。