花の命 〜コスモスが咲く頃〜


「聖花は俺の初恋の相手だ。
ずっと、今まで好きだった。」


「私の方が!!私の方が陽空のこと!!!」


「沙紀。

気持ちは嬉しい。俺なんかが人に好かれるなんて滅多にないし、ほんとに嬉しい。

けど、俺は聖花のことが好きなんだ。
だから...頼む!!!

もう聖花に酷いことしないでくれ!!」




「わかった...。
じゃあ私は...」

「友達でいてくれ!!
いつも通り俺のそばでサポートしてくれ!!」



沙紀はまた泣き始めた。


「ありがとう...。
ありがとう...陽空」