なにもする気がおきない。 体が、思うように動かない。 しかも今日は運の悪いことに母さんは夜勤で帰ってこない。 父さんは・・帰ってこないだろう。 どうする・・・?? そのとき、俺のすぐ近くでケータイが鳴った。 重い体を動かし、ディスプレイを覗く。 悠斗だった。ナイス! 「悠斗?」 俺はすぐに電話をかけた。 「聖?どしたの?」 悠斗は不思議そうにたずねる。