7時間後―

「バイバイ!一愛!また明日ね!」


「うん!またね!」

さてと、1回家に帰ってからフルート教室いかなきゃね。



ガチャッ
「ただいま~」

私はドアを開けた。

「おかえりなさいませ。一愛様。」



こんなのうんざりしてくる。ほんとついてないな・・・・・

部屋に戻って制服から私服に着替え、
フルートを手に取った。
コンコン。


ドアがノックされた。




「そろそろ時間です。」

「分かってるよ。」

私はそういってフルートを持って教室に向かった。

「先生、お願いします。」

教室のドアを開けながら私は言った。

「ええ。今日もよろしくね。一愛ちゃん。」



先生の名前は田中先生。東京の有名な音楽楽団にはいってたらしいけど、
やめてフルートをおしえるようになってんだって。

もちろんすっごくフルートが上手なの!!