「一愛って、将来の夢なに?」

沙紀はわくわくした顔で言った。

「う~ん。。。学園継がなくていいなら、フルートの奏者になりたいなぁ~
沙紀は?」

私は聞いた。

「私はね、先生になりたいの!!」

沙紀は目を輝かせながら言った。

「沙紀ならできるよ。なんで先生になりたいの?」

私は言った。

「ありがとう!私、中学校の頃、不登校だったの。」

「はっ!!!???」

私は驚いてしまった。まさか沙紀が不登校なんて。。。。。。

「びっくりした?でも私中2の頃から学校に行き始めたんだ。
そしたら友達もびっくりするくらいいっぱいできて。
先生のおかげだったの。
先生に相談してからガラっと雰囲気変わったんだよ」

沙紀は一気に言い切った。

いいなぁ~沙紀、キラキラしてる。
私もあんな風になりたいなぁ~


自分で将来の夢を決める―

それは私のひそかな夢だった―