「パパ、入るね」

秀くんはもう帰っていた。

「一愛?入りなさい」

パパは言った。

「君は・・・・?」

「友達の沙紀よ。」

「はじめまして!天宮沙紀って言います」

沙紀は言った。

「あのね?沙紀に進学金の免除をしてあげられない?」

私は言った。

パパはしばらく考えて言った。

「座りなさい。理由を聞こうか・・・・?」