「一愛、ちょっと来なさい」 ママが深刻な顔をして言った。 「え、ママどうしたの?」 私は聞いた。 「あなたの婚約相手がここに来てるの」 はっ!?ちょっと待った!! 「えっ!?ママ!ちょっと待って!!」 私は必死になって言った。 「ゴメンね。ママも反対なの。司が決めたことだから―」 なんかもう後戻りできない感じがする!! いまは聖クンがすきなの!! 私の思うことはなにも尊重されないの? そんなの・・・・そんなのいやだ!!