え?「一途な愛」??

「一愛にはね、私は恋をたくさんしてほしかったの。
それで学ぶことがたくさんあるでしょう?
だけど司が理事長にするから恋はさせないって。」
「ごめんね。一愛には不便なことがいっぱいでしょう?
私は一愛が他に好きな人を作ってもなのも言わないわ。
だから司に内緒で彼氏とか作っちゃいなさい♪」

ママはそういって笑った。

「じゃあお勉強もフルートもがんばるのよ」

そういってママは出て行った。

びっくりした・・・・ママがあたしの名前をつけたことも
「恋をしなさい」っていってことも。

じゃあ私は婚約者候補の人じゃない人を好きになっていいの??

ママから教えてもらえた・・・・・たとえ壁があっても「恋」
をすることが大切だって・・・・・

ママ、ありがとう。私、恋するよ。