「は??意味わかんないんだけど」 思わず本音がでた。 「関わらせちゃいけないって・・・ だって一愛は、聖クンのことが好きなんだよ?」 私は言った。 「それは聖だって同じだよ。彼女と付き合ってはいるけど、一愛ちゃんのほうが好きみたい」 「じゃあ、それでいいじゃん」 「聖の彼女が転入してくる。 家は医者だそうだ。わがままな聖の彼女はかならず一愛ちゃんになにかをすると思えないか?」 的確な言葉だった。