学校に着くとたくさんの先輩たちが笑顔で出迎えてくれた



どの先輩たちも綺麗でかっこよく見えた




「うわ〜、先輩たちすごく大人っぽい」




これが青春と言われるところなのか




「当たり前だろ。お前みたいな馬鹿とは違うんだよ」



先輩たちのかっこよさを噛みしめていると横からそれはそれは皮肉な声が聞こえた




「だから私は馬鹿でもアホでもないの!」




「でも賢くもねぇじゃん」




すごく腹立つ///




「りょうまの悪魔」




「今更気付いたのか?」




そう言ってにやっと笑う悪魔を置いて私はクラスが貼り出されている掲示板を見に行った




「ありゃありゃ、高校にもなるとやっぱり知ってる子少ないなぁ」




私は出席番号は早い方、とゆうか1番じゃん




てことは1番前の席...泣




「おっ!おれりんかの後ろじゃーん」




今度は頭の上から聞こえた悪魔の声




そういえばいつの間にか身長抜かされてたなぁとふと思った




「中学3年間一緒で高校もクラス一緒とか...///
まぁ、よろしくな」




そう言って笑ったりょうまがかっこよく見えたのは、多分制服がかっこいいせいだ




そう自分に言い聞かせていた