次の日

要と蓮華が付き合ったということを知った。


それから要はずっと蓮華に付きっきりで、私は1人孤立した。


そんな日がもう1週間続いて、私は休み時間に1人で居ることに大分慣れた。


でも、心の何処かでは信じていたのかも知れない。


要が私とまたお喋りしてくれると


蓮華がまた私に話し掛けてくれると言うのを







「要!今度二人で映画見に行かないか?」


「うん!いいよ!」


そんな会話を私の前でする二人


前は私と蓮華の二人で行っていた映画。



「蓮華くんっ!」


「蓮華くん!」


「蓮華くん?」


何度も何度も何度も何度も


要が蓮華の名前を口にする。


嫌だよ、そんな甘ったるい声で蓮華を呼ばないで__


私の居場所を返して____




蓮華と要が付き合ってから2週間過ぎたとき


そして、私の誕生日まであと3日だった。


私の誕生日にはいつもプレゼントをくれた蓮華


でも、もう覚えて無いのかな?


そう思った時だった


「化菜」


2週間ぶりに呼んでくれた私の名前


「どうしたの?蓮華」


「今日の帰り一緒に帰れねーか?」


そのひと言が私にとっては凄く嬉しかった


蓮華から初めて帰ろうと言われたから。


断る余地なんて何処にもなかった。


「っ___うん!」


蓮華と話せると思ったら凄く嬉しくて。


だからこそ、要は恨んでいたのかもしれない。


幼馴染という関係を


それでも、今日だけはいいよね?


要___