キミに「きらい」って言わせたくて

えっ。


なんでそれを…。


「いやー、前にそんなこと言ってたし。
俺も、首里城一度は行きたかったんだよね」


確か前に、ボソッとそんな話をした気がする。


飛田がそんなこと覚えててくれたことは
意外だった。


「よし、行くか」


そう言って、飛田が2人分のチケットを買ってくる。


飛田に完璧に無視されて、凛の顔は
屈辱で一杯になっていた。