キミに「きらい」って言わせたくて

必死だな、と感じる。


いきなり凛が来たのにも関わらず、
自然に凛と話す飛田にちょっと腹が立った。


男子はみんな、こんな風に騙されていくのだと
実感した。


隣で雛乃と赤沢が寝ていたけど、
私は眠ることができなかった。





「着いたー!首里城」


飛田と凛が仲良く声を上げる。