キミに「きらい」って言わせたくて


「邪魔、しないでよね」


凛は、私のことをかなり警戒してる。

私と飛田はそんな仲じゃないのに。


でも、そんな仲じゃないからこそ、
凛のことを応援しなければいけない。


電車に乗り込んで、空いている席に座る。


飛田が私の隣に座ろうとしてきたので、
凛が慌てて間に割り込んできた。