そのまま、バスに乗り込もうとする赤沢に続いて、
私もバスに乗った。

中にはすでに、松葉杖を外した飛田が乗っていた。


「おう」


と飛田が右手をあげる。


私も、ニコッと頷いてみせた。









「あっちーな」


球場に着いた直後、西岡がそう叫んだ。