そう言って連れていかれたのは、小さな公園だった。

遊具はブランコしかなくて、子供が遊ぶには
物足りないような。


私達は、そっとブランコに腰掛ける。



「で」




「今日は何の目的で来たわけ?」




私は赤沢をチラッと見る。


もう、さっきの冷たい目ではなかった。