あんなにも、頑張って来たのに。

去年の悔しさと責任感から、人一倍努力して、
その分力もつけてきた。


それが、一瞬にして無駄になったような。


私がこんなにも悔しくて、涙が出ているんだから、
飛田はもっと悔しいだろう。


西岡も、仲間としてどう声をかけたらいいか
分からないようだった。


無言のまま、私達はしばらく感傷に浸った。




「絶対」