「お疲れ〜」


試合を終え、笑顔でベンチに戻ってくる
選手達に、スポーツドリンクを手渡す。


星林は、順調に勝ち進んでいった。

今日の4回戦だって、去年の優勝校相手に勝つことができた。

これは、選手の大きな自信に繋がったはずだ。


あと2勝。


夢が、どんどん近づいて来ていることに、
まだ実感が湧かなかった。


「本多、俺の選択間違ってなかったよな?」