そこには、泥だらけのユニフォームを着た
飛田が立っていた。


飛田は、満面の笑みでガッツポーズをしてみせる。


「勝ったの!?」

「ああ」


その言葉を聞いて、ひとまず安堵する。

そして、嬉しさが込み上げてきた。


「やったね」

私達はハイタッチを交わして、
取り敢えず飛田を部屋に連れ込む。