気付かない内に、私はぐっすり眠ってしまっていた
ようだった。


目を開けると、もう夕方。

三時間も眠っていたことになる。

もう、頭の痛みはなくなっていた。


私はベッドから出て、リビングに向かう。


「もう、元気になったよ。明日は行っていいでしょ?」


お母さんは、私の体や表情を一通り
見渡して言った。


「いいんじゃない?」