私は、赤沢の背中に乗った。

赤沢の体温を肌で感じる。


「お前、ほんと熱いぞ。大丈夫か」

「うん」


赤沢の背中は、何故か安心できて居心地が
よかった。


また一つ、赤沢に借りができた。


というか、赤沢がこんなに優しい奴だと
思ってもみなかった。


私は、知らないうちに目を閉じていた。