「大丈夫か!?」

しゃがみ込んでいる私に気づいて、
走って来てくれたのは赤沢だった。


「ちょっと、頭痛と吐き気が…」


そういうと、赤沢は真剣な表情で
容態を確認し、私の額に手を置いた。


「熱い」


そう、心配そうに言って、私の顔を見た。

照れている場合じゃないけど、少し恥ずかしい。