今日の飛田は、いつもより生き生きとして、
爽やかだった。

額から流れる汗がキラキラと光る。


ふと、飛田がスタンドの方を見上げた。

私も、その方向に目を向ける。


そこでは、凛と雛乃が手を振っていた。


「二人とも、来てくれたんだ」


私は嬉しくなって、二人に思いっきり手を
振り返す。