もちろんこの中には、補欠だったり、ベンチ入りできなかった
メンバーだっている。

それでもみんな、自分のやるべきことを
こなそうとしている。


「もう一つ、いいかな」


私が、手を上げて、そう言う。

みんなの視線が自分に集まったことを確認して、
私はとびっきりの笑顔で叫んだ。



「このチームで、本当に良かった!」