なんだか、飛田がいつもより
大人に見えた。


「えっと、その……」


うまく言い表せれない飛田への感情に、
言葉が詰まる。


「返事は、甲子園決まった後でいいから」


そう言って、飛田は店を出て行った。

恐らく、凛を探しに行ったのだろう。