太陽がくれた愛を。

私は慌てて言う。


「いや、ほら、ナナが助けてくれたし?ねっ、ナナ!」


ナナに同意を求めると、ナナはゴロゴロと喉を鳴らした。


「じゃ、じゃあね!」


「あっ、おい白樺!」


私はナナを原嶋くんに渡して、走り出そうとする。


けど__...。


まだ、言ってないことが1つ。


「あ、あのね...」


「なんだよ」


私はぐっと原嶋くんを見る。


「ひ...、陽向くんって呼んでもいいかな!?」


ひぇー、恥ずかしい。


「...別にいいけど」


「ほんと!?」


私はバッと顔を上げる。


「あぁ」


首に手を当てて顔を背けた陽向くんの耳は、ほんの少し赤くなっていた気がした。