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__ドンッ!


私が連れてこられたのは、校舎の裏。


つまり、テニスコートの隣。


着いた途端、牧野さんは私を強く突き放された。


私はよろめいて、背中をフェンスにぶつける。


「いたっ...」


「あなた、自分が何したか分かってるわよね??」


...は?


何言ってんの?


「何って、原嶋くんと話しただけだけど」


私は負けじと言い返す。


「だから、それが問題だって言ってるの。...はぁ、これだから馬鹿女は」


ため息をついて言うリーダー。