(完)嘘で溢れた恋に涙する

久しぶりなんだ。



こんな風に悪意のない言葉をかけられるのが、本物の笑顔を向けられるのが。



何度も何度も信じて裏切られて、自分を責めて。



私を守るためだけに自分を犠牲にしてきてくれた。



私よりもたくさん辛い言葉とか、心のない中傷をその小さな体で受け止めてきたんだ。



あんな何気ない言葉で泣けてしまうほどに、お母さんの体はボロボロだったんだ。