(完)嘘で溢れた恋に涙する

その後言われた通り、俺はしばらく学校を休んだ。


裁判で祖父母たちは忙しそうにしていたが、だれか1人だけはいつも家にいてくれた。


何も言わずに俺のそばにいてくれた。


俺は毎日何をするというわけでもなく、ゴロゴロとしながら日々を過ごしていた。


そして、先生に言われた通りあの時俺が優也にやってしまったことを見つめ直した。


すると、死にたくなるくらい後悔した。


どうしてあんなことをしてしまったのだろうと何度も自分を責めた。


12年もの月日を優也と一緒に過ごしてきた。


俺が辛い時、いつも優也は俺を支えてくれた。


どれだけ俺が弱音を吐いても、見捨てたりせず励ましてくれた。


あいつが俺を裏切るようなことをするはずがない。


そんなの俺が一番に知っているはずだったのに。


どうして信じられなかったんだろう。


踏みとどまれなかったんだろう。


ずっとそばに居てくれた優也をあんな形で傷つけてしまったんだろう。



あのネット上のクソみたいな人間たちと一緒じゃないか、本当かどうかもわからないまま、優也を責めて俺はきっと親友を失った。


もうきっと修復できない。


元になんて戻れるはずがない。


どうして俺は自分で自分を痛めつけるようなことをしてしまったんだろう。


学校に行かない間、ずっと自分を責め続けていた。


自分の犯したことの愚かさに気づいたんだから、すぐに優也のもとに謝りに行けばいいのにそれすらもできなかった。


ひたすら暗闇に閉じこもっていた。


そして、俺が見つけた救いの光は全てあいつのせいにしてしまうことだった。