(完)嘘で溢れた恋に涙する

2度目の絶望感を味わったのは、事故の後、始めてインターネットでその話題を検索してからだった。


学校のパソコンを取り扱う授業で、好きなことをしていいと言われた。


俺は特に何がしたいとか、何を調べたいとか興味が湧かずインターネットを開いてぼーっとしていた。


すると、検索サイトのニュース一覧のところに見たくもない男の名前があった。


人間は見ちゃダメだと思っているものほど見たくなるもので、俺は震える手でマウスを操作し、それをクリックした。


一瞬でいくつものページが表示され、俺は軽くスクロールしながらそれを眺めた。


これほどの騒ぎになっている事件の被害者が俺の家族だということが信じられなかった。


ほとんどの記事が、あいつを強く批判しているもので心は満たされることはなくても、安心した。


だけど、その中で1つ気になるサイトがあった。


(被害者親子の真実)


と称されたサイトはあまり評判は良くなさそうな掲示板サイトだった。


おかしなサイトはほとんどブロックするように設定されている学校のパソコンで、なぜあの掲示板サイトを普通に開けたのかよくわからない。


俺はそれをすぐに確認してしまった。


多くの人がそこに書き込んでいる内容は信じ難いものばかりだった。