(完)嘘で溢れた恋に涙する

それから、なんとか学校に行き始めた。


クラスメイトたちは、それまで喋ることが大好きで、クラス1うるさいくらいだった俺の変化を受け入れるのは大変だったはずだ。


だけど、決して腫れ物を触るような態度ではなく、極めて普通に接してくれた。


それが有り難かった。


サッカーにも練習に参加することはできなかったけど、見学をしに、たまに行き始めた。


だからといって元通りになるはずはないし、家に帰っても母さんと海央がいない生活は苦しくてたまらなかった。


それに犯人のことが頭から離れることはないし、この手で母さんと海央と同じ目に合わせてやりたい気持ちは山々だった。


だけどそんなことをしても2人が悲しむだけだろうから。


そう自分に言い聞かせて、必死になって生きていた。