(完)嘘で溢れた恋に涙する

この期に及んでまだ私は甘えていたんだ。



優しくなれば、
許してもらえる。



同じ立場で接せられるようになれば、
友達ができる。



そもそも私にそんな芸当できるはずがなかったのに。



淡い期待を抱いて、馬鹿にされていた凛花ちゃんを救ったつもりになって得意げになっていた。



生まれ変わったような気分になっていた。



私はまたやり直せると勘違いした。



馬鹿みたいだ。



それに気づいたからきっと私はあの日飛び降りたんだ。



躊躇なく、衝動的に、空に飛んだんだ。



自分のために、死ぬことを望んで。