(完)嘘で溢れた恋に涙する

しばらくすると、先生が立ち上がり頭を下げて去っていくところが見えた。



すぐにお母さんのそばに駆け寄ると、お母さんは疲れた表情をしていた。



私に力なく笑いかけて言った。



「ありがとね。部屋に戻ろうか」



さっきの冷たい雰囲気とは全く違うオーラに少し驚いたけど、大人しくお母さんの後について行った。



エレベーターに乗り込むとお母さんは二階のボタンを押した。



エレベーターの中でお母さんは一言も喋らなかった。



部屋について私にベッドに入るように促してお茶をコップに注いで渡してくれた。