(完)嘘で溢れた恋に涙する

騒がしい雰囲気のまま、自己紹介が進んだが、正直ほとんど頭には入ってこなかった。



とりあえず頷いたり、拍手したりの動作を繰り返していた。



全員が終わったところで、ちょうどチャイムがなって休み時間になった。



号令が終わると、急に全方向から人が集まってきて、たくさんの質問を投げかけられた。




「由姫ちゃんって呼んでいい?」




「それ前の学校の制服?超かわいい!」




「っていうか、由姫ちゃんがすごく可愛い!」




まるで昔に戻ったような気分だった。




私のところにみんなが集まってきて、褒めちぎる。



「もちろん!そう、まだ制服がなかったから!
ありがとう!」




それぞれの質問に対して、丁寧に答えて笑ってみせると、さらに近寄ってきて、いつのまにか私の席の周りにほとんど全員の生徒がいた。