(完)嘘で溢れた恋に涙する

初めこそ先生は慌てて駆け寄ってきて心配していた。




だけど、私に傷1つないのを確認したら、込み上げてくる笑いを抑えきれなかったのかお腹を抱えて笑い出した。




終いには涙を浮かべながら笑う先生のせいで私の恥ずかしさは言葉じゃ表せないほどで、まさに穴があったら入りたいっていうのはこういうことだなと思った。




「あんな転け方初めて見たよ〜」




「だってしたことなかったから…」




急上昇する顔の熱を何とか自分の手で抑えようとしながらそう反論した。




「本当にしたことないの?」




先生は急に真面目な顔になってそう聞いてきた。




「はい」



「うーん、都会はバスケなんてしないのかなあ」




失礼かもしれないけど先生は結構抜けていて、自分で出した結論に納得していた。