(完)嘘で溢れた恋に涙する

ぐるぐると回る思考回路の中で、これは私を知らない人の仕業だと必死に結論づけた。



そうしないとそこから一歩も動けなかった。



ゴミの中からこれまた色んな落書きで埋め尽くされた上靴を取り出して履いた。



そして、自分の教室に向かった。



行く途中ではたくさんの暴言を吐かれた。



だけど、必死に聞こえないふりをして誤魔化した。



大丈夫、教室に行けばみんなが「ゆきちゃん!」って寄ってきてくれる。



友達だもん、間違いない。




そう自分に言い聞かせて、教室までやっと辿り着いた。




扉を閉められたその教室に勇気を出して入った。