ある朝の午後
私は一人、本屋さんに来ていた
『うーん、どこにあるかな』
探していた本の題名は、
“魔法使いの嫁”
私が唯一、まんがのなか好きな本だった
『あ、あった!』
その最新巻を見つけ、手に取ろうとした時
私の手に誰かの手が重なった
『え?』
『あ!』
それが出会いだった