あの事件は『怪奇!カラスアゲハの変』と名づけられた。
それ以来、私は皆からさつきちゃんと呼ばれるようになった。
高校二年生になって約1ヶ月、ずっと花岡さんと呼ばれるのはよそよそしかったので嬉しかった。
「さつきちゃん、ペンかしてくれない?」
愛莉ちゃんは手を顔の横でパンっと合わせて子首をかしげてたのんでくる。
かわいいなぁ…愛莉ちゃんは。
「どーぞ!」
そう言って、パンパンになっている筆箱を渡した。
私は、カラーペンを集めることが好きで
色違いの虹が3種類かけるくらいにペンを
学校に持ってきている。
「わ!きらきら!
あれ?でもこれ青と緑しかないね。」
「…最近買ったの。」
「へぇ青と緑、好きなんだー!」
「あ、確かに、そのリボンも黒地に、青と緑入ってるね。かわいいーね。」
と愛莉ちゃんは続けて言った。
私は、うん…と曖昧な返事を返した。
本当は、水色が一番好きだ。
筆箱に青と緑が増えたのも、髪留めのリボンがそうなのもあの一件のせいである。
あのカラスアゲハと同じ色を持っていれば、身に付けていれば、緑くんと、なんだか繋がっていられるような気がする。
あわよくば、それらに気づいて、話しかけてくれるのではないだろうか。
そんな期待を抱かずにはいられない。
それ以来、私は皆からさつきちゃんと呼ばれるようになった。
高校二年生になって約1ヶ月、ずっと花岡さんと呼ばれるのはよそよそしかったので嬉しかった。
「さつきちゃん、ペンかしてくれない?」
愛莉ちゃんは手を顔の横でパンっと合わせて子首をかしげてたのんでくる。
かわいいなぁ…愛莉ちゃんは。
「どーぞ!」
そう言って、パンパンになっている筆箱を渡した。
私は、カラーペンを集めることが好きで
色違いの虹が3種類かけるくらいにペンを
学校に持ってきている。
「わ!きらきら!
あれ?でもこれ青と緑しかないね。」
「…最近買ったの。」
「へぇ青と緑、好きなんだー!」
「あ、確かに、そのリボンも黒地に、青と緑入ってるね。かわいいーね。」
と愛莉ちゃんは続けて言った。
私は、うん…と曖昧な返事を返した。
本当は、水色が一番好きだ。
筆箱に青と緑が増えたのも、髪留めのリボンがそうなのもあの一件のせいである。
あのカラスアゲハと同じ色を持っていれば、身に付けていれば、緑くんと、なんだか繋がっていられるような気がする。
あわよくば、それらに気づいて、話しかけてくれるのではないだろうか。
そんな期待を抱かずにはいられない。
