そんなの誰だって許せないのに、許してもらおう何てずるいよね。私。
でも私の罪はそんな簡単に甘いもんじゃない。許せる物じゃない。
「良いわよ。もう。顔を上げて。あなただけの問題じゃないし。この問題は元気にだって問題はあるし。」
そ、んなこと、い、ったて。ど、うせ、私の、せい…何だよ。
そう思う度に涙が止まらずあふれて来るばかり。
止まらない涙を元気君が抱きしめながら拭いてくれてる感じがする…。
誰にも抱きしめられていないのに、暖かくて涙が止まった。
すると側にいた元気君のおばあちゃんらしきひとが言った。
「あなたの側に、元気が居るわ。抱きしめてて、キスをして、幸せになれと言っているみたい。
元気はあなたが幸せになれるまでずーっとずーっと側に居るみたいよ。」
「元気のおばあちゃんは霊感があるのよ。だから本当に居るのかもしれないわね。」
元気君は…私を…許して…く、れるの?
頷いてくれた感じがする…。元気君…私は…やっぱり生きる価値無いね…。
アンケート取ったとしても私の生きる価値は0%何だよ。
「あこは悪くない。俺が悪いんだよ。何もかも。」
え?な、んで、元気君が?し、んだんじゃ、無いの?
「はは!なーに寝ぼけてるんだ?」
目を思いっきりつむって開けてみると…景色が変わり、元気な元気君がいた。
どうやら夢と現実がごちゃになって現実になったように感じたみたい。
「お前、三日間も目を覚まさなかったんだぞ。」
「え?私…そんなに寝込んでたの?」
「夜中に熱が急激に上がって。意識不明の重体。それで、しばらく熱が下がらなくてよ。心配したぜ。」