お葬式はあのあと三日後に行われた。
私は泣いて泣いて泣きまくった。枯れるまで泣きつづけた。
『未来ちゃん!』と私が聞くといつも、『なぁに?あこちゃん?』と微笑みながら聞く。
未来ちゃんは最後まで苦しんでたのに、私を心配してくれた。
『私が居なくなったら、あこちゃんがかわいそう。一人ぼっちにさせたくないよ…。』
『私は大丈夫だから。私、二人の分まで頑張って生きるから。安心して!』
『あ、こちゃん…。あ、りが…と…。ま、たね…。』最後は悲しそうに泣きながら亡くなった未来ちゃんは、きっと安心してくれた…と思う。
けど私は、やっぱり弱いな。安心してなんて言っちゃったけど、私は結局寂しく感じてる何て。
「あこちゃんなら大丈夫だよ。私が保証する。」って未来ちゃんが言ってるみたい。
「あこなら大丈夫!俺達がぜってーに保証してやる。」来斗君まで。
私は…二人を信じるよ。だって、たった数週間だけの付き合いだったけど、確かに仲良かったんだから。
私、記憶喪失だけど、頑張って生きる!脳腫瘍だって完治させてやる!
ガラガラ
「あこちゃん。お見舞い来たよー!」
あ!りこちゃんだ!
「りこちゃん!喘息の調子はどう?」
「このとおり!元気になった!お姉ちゃんの魔法のおかげだね!」とクルクル回りながら言うりこちゃん。
「こら!りこ!病院では走るなっていつも言ってるじゃない!ってあら?あこちゃんじゃないの。どうしたの?」
「いやー。脳腫瘍と記憶喪失を治す為に入院したんです。りこちゃんが元気そうで良かった!」
するとりこちゃんのお母さんは顔をしかめた。
「それが…また入院するのよ…。心臓病が発見して。」
「え。そうなんですか?」
「そうなの。お友達のここちゃんは心房中核欠損症何だけど、ここちゃんとおんなじ病気らしくて。明日には手術何のよ。」
「大変ですねぇー。私のお母さんも大変何だなぁ。感謝しないと。」
その後りこちゃんが帰った。
そして気付けば夜になっててもう21時。
眠くなって来た。
そして知らないうちに夢の中へと入って行った。