「美雪。言いたいことがあるなら言って?それとも私達にも言えないことなの?」
私は美雪に問い掛けた。
すると美雪は泣き出した。やはり隠してたんだ。でも…何で?
「美雪…。私達はあこが何度も病気になって入退院繰り返してるの知ってるよね。あこを応援出来たのはあこが隠し事せずに私達に教えてくれたからなんだよ。私、美雪の事も応援してあげたい!あこもそうでしょ?」
「私は入退院繰り返してたけど…辛い時も苦しい時も私が頑張れたのは皆の応援があったからなんだ。だから私はもし美雪が病気なら、私達が声をかけて応援してあげたい!ダメ、かな?」
美雪は今もなお泣きつづけている。
そして美雪は口を開いた。
「私ね、脳腫瘍何だって…脳のガン…。しかもね…悪腫瘍何だって…。手術不可能って言われて!私!もう生きる自信無いよ!死にたい!」
「美雪。気持ちはよーく分かる。でもね、もし仮に死んじゃうとしても最後まで頑張って生きた方が良いと思うの。」
色んな病を患ってきた私に分かること。それは命の大切さ。
「そっか。そうだよね。最後まで頑張って見る!その代わりに未練無いように今を生きる!」
美雪は燃えていた。どうやら生きる希望が見えて来たようだ。