そのあと名雪はサイッテーと吐き捨て、私の手を引っ張りとあるショッピングモールへ。
「てか充っち追いかけても来なければ引き止めようともしないとか常識なさ過ぎ!」
こんなに純粋で鈍感な名雪を傷つけるなんてありえない!
充っちがあんなに最低で酷い人だと思わなかったわ!
「名雪…。大丈夫?少しは落ち着いた?」
すると名雪は立ち止まってこう言った。
「うん…。あこ…ごめんなさい。もしかしたらお母さんに見つかっちゃうかも…。」
あ…そっか。ここはショッピングモールだもんね。来るかもしれないよね。
「大丈夫。私変装したまま来ちゃった!爆笑」
そうだった…。私変装したまま来ちゃったー。どおりでさっきから嫌らしい目で見られてると。
「えー!マジで?!うわ!ほんまやん!てかそれ似合いすぎ!変態の人がみんなじろじろ見てきてるし(泣)」 
「そ、そんなことより充っちの事どするの?」
「うーん。とりあえず保留かな?」
「そか。って!あれ充っちじゃね?」
そこには校内1美少女と言われている花月麗奈ちゃんと手を繋いでラブラブでいた。
「あ…。やっぱりね。最近変だなーっておもってたんだけど、やはり浮気してたか。男は浮気するものだってお母さんが…。」