キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。

キャハハハハハ!キャハハハハハハハハ!
バタバタバタバタ!ガラガラ!
お医者さんと看護師さんが来たわ!キャハハ!どっちもいい子ぶりっ子のドブス!
私は自分が何をしてるか分からなかった。それくらい私は怒りを溜めていたのだろう。
私は笑いつづけた。お医者さん達が押さえ込もうとするとすぐ近くにあった、花瓶をバリン!と投げた。たーのしい!
「アハハハハハハハハハハハ!」
こんな事になったのは数時間前の事。
ポワポワポワ…。
『なーなー。あこちゃん。これやろうぜ。治療が楽になるぜ。』
この人は田辺充君。同い年。
充君が持ってたのは…ガス。ほら。危険ドラッグの方。
楽になると聞いて私はガチで信じちゃって、吸ってしまった。
最初は気持ち悪かったのもだんだん慣れてきた。
体がふわふわ浮いているわ!どーしよー!キャハハ!
びー!
「先生!すぐに安静剤を!」
針を腕に刺そうとする先生、バシ!私はそれを払いのけた。