キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。

私は何も言えなかった。だって、泣いてるんだもん。
本当は私も元旦那が跳ねられたんだよ死んだんだよ。春樹の気持ち分かるよって言いたかった。
でも、それ以上に春樹は悲しんでるんだ。苦しんでるんだ。
だって、身内だよ?家族だよ?そんなの苦しいに決まってるし、悲しいに決まってる。

あなたの気持ちは分かるけど、本当の気持ちまでは分からないんだ。

私も元旦那が亡くなって気づいたんだ。

その人が居ることに意味があるんだって。

でも元旦那はその人の元に行ったの。

責めるつもりは無いけど、最後に大好きだったって言えば良かった。

それくらい元旦那が大好きでした。

あなたも同じ気持ちなんだよね?

でもあなたは同情だろ?疑う。

それでもあなたをいつの間にか好きになってたのは

元旦那には秘密だよ。

でもあなたはみやこを想ってる。

でもみやこは太一を想ってる。

でも太一は私を想ってる。らしい

なおこはあることで恋愛しない。らしい

苦しい片思い。悲しい死。嫌だけどあることで恋愛しない。

太一はショックで倒れてる。

私達はパニックで何もしてあげられないのが辛い。

ごめんね。みやこ、なおこ。

私達は…泣き叫んだ。

春樹は顔面青白。私は頭真っ白。太一は意識が無い。みやこは死んじゃった。なおこも。

私達は崩壊した。仲良かった私達五人は、悲しい終わりをつげた。

しかも大雨で雨漏り大量。ずぶ濡れだ。

そんなのもうどーでも良い。心が私達ボロボロ何だ。

そのあと私と春樹は意識朦朧として、意識を無くした。