俺は二人の近くまでそーっと近づいた。

霧島「結花ちゃん、この前の返事聞かせてくれない?」  

浅倉「…。」

結花は戸惑っている感じだった。

俺は二人のもとへ駆け寄った。


橘「浅倉さん。」

結花は俺を見てビックリしていた。

橘「俺、浅倉さんに大事な話がある。」

結花は下を向いていた。

霧島「橘、今、お取り込み中だ。邪魔するな。結花ちゃん、橘はエロい男なんだ。女なら誰とでも手を出す奴だ。今日学校であったこと見てただろ?女の子の胸
を平気で触る男だ。あいつは」

結花は俺の顔を見た。そのときの結花の目から涙がこぼれ落ちていた。

橘「浅倉さん。」

霧島「結花ちゃん、向こうでゆっくり話しよう。」

浅倉「橘さん、あなたには大事な人がいるじゃない。私に構わず大事な人のところへ行って。」

俺は自分の気持ちを結花に打ち明けた

橘「俺が大事な人は浅倉さん、君なんだ。」

浅倉「え?」

橘「俺は、その言葉を言い出せなかった。金田さんに告白されたが返事を返せなかったのは、俺の頭の中に君の顔が浮かんでいたから。今、気持ちを伝えます。俺、浅倉が好きです。付き合ってください。返事は待ちます。俺がここに来たのは、それを伝えたかったから。」

俺はその言葉を告げ自分の家に帰った。