放課後になり
私は逢坂くんの教室へ向かう。






ガラガラ‥‥


「逢坂くん、いますか?」



遠慮がちに教室のドアをあけると
昨日と同じように逢坂くんは
机に突っ伏して寝てた。




私が来ても気付かずに
寝たままでいる。



わ、すごい‥‥


長い脚が机の中に収まりきらず
乱暴にはみ出てる。


机がすごく小さく見えるな。






私は静かに逢坂くんの側までいく。


私が真横に立っても
逢坂くんはまだ起きない。



突っ伏したまま
顔だけ横を向いて寝てる逢坂くん。




長いまつげと整った眉。

綺麗な鼻筋に、思わず見とれてしまう。