海の翌日





私は黒板の前に立ち
クラスメイトからのクレームを浴びていた。






「白雪さん声が聞こえないんですけどー!」

「さっさと多数決で終わらせてよー!!」






これが、ごくごく普通の
いつも通りの私の日常。


昨日の事が夢のような
非現実的な出来事だっただけで。







ちなみ今はなぜこんな事に
なっているかというと


夏休み明けにある文化祭の催し物を
日直である私の進行で決めているから。




私の進行で話し合いをしようなんてことが
そもそも無謀に近いんだけど‥‥




もう1人いるはずの男子の日直は
さっきの休み時間に腹痛で
保健室へ行ったっきり戻ってきていない。

   
つまりサボリ。

これもよくあること。