お‥‥お友達かな?


お怒りモードの逢坂くんに
なぜかこちらまで緊張が走ってしまう。










「そういやお前の家って寺とか神社?」


今まで怒っていた逢坂くんは
ケロッと話題を変える。



「はぇ?い、いえ、全然そんなことは!」

「ふーん」







逢坂くんは体を起こすと
隣に座る私をジッと見てくる。



逢坂くんの表情はもう怒っていない。



不機嫌だったり、優しかったり‥‥
つかめない人だな。



私はうつむきメガネを触る。










「あのさ、変なこと言うけど」


「は、はい?」


「俺、霊感体質なんだ」